引っ越し

引っ越しが決まった。生涯引っ越しは何度目だろうか・・伊豆の下田、若林、太子堂、野沢、中野、新宿、代々木、船橋、奥沢、雪谷大塚、二子玉川、等々力、中目黒、三軒茶屋だけでも三度家を変えている。今度もどうやら三茶周辺になりそうだ。こんなに引っ越している人間も少ないのではないだろうか。この年になってまだ引っ越しかと少々うんざりする。エネルギーが減ったのかもしれないね。一箇所に留まれない、そういう運命なのかもしれない。どこで野たれ死ぬのかと最近ふと思う。

地方都市に行くとそこに永住の場所があるとはとても思えない。東京が長い。けれどまあ、住めば都という言葉もあるわけですね。東京新聞の連載が終わって、時々反響がある。書きたいことは書いたというか、一区切りをつけたような気持ちだ。今年が始まって、新たに戯曲の構想を練り始めた。長野県でやる芝居のためのものだ。タイトルは「説教」(仮題)最初に書いた戯曲真夜中のキッチンの続編の気持ちで書いている。真夜中のキッチンは若い夫婦と生まれてきた赤ん坊の話と別れた妻のもとに戻ってきた夫の話の二話。そして今回は中年になった息子と老年の父親の話となる。父は蝶の研究をして新種を発見した男。息子は製薬会社に勤めている。息子の家のキッチンで、二人は真剣に向き合う。伝えたいバトン。受け取らなければならないバトン。そんな話だ。スリラーでもありファンタジーでもありような話にしようと考えている。

引っ越し。物を捨てようと考えて、これがなかなか捨てられない。なにもかも流されて、身一つになったって生きていけと思ってはいるけれど捨てられないで喘いでいる。

老年の引っ越しはちょいと苦しいものなのです。まあ、少し決まりかけているのでほっとはしているのですが。本年もよろしくお願いいたします。1月も早半ばですね。

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