習慣

生活習慣病というのがある。習慣にまつわる病気のことだ。考えてみたら、子供の頃から、悪い習慣のほうが多いような気がする。
若い頃はタバコを吸った。ヘビースモーカーである。タバコをやめた途端にビールを飲み始め、つい最近まで毎日飲んでいた。近頃では酒をやめて、コーヒーを多く飲む。ドーナッツを食べる。
医者に言ったら、やめたほうがいいと言う。特にドーナッツはまずい。肉も少なくしたほうがいいと言う・・・いったいどうしたらいいのか。ウサギのように、草を食べ、悪い習慣を排除して・・・。となかなかいかない。
大体、いい習慣というものがあるのだろうか?毎日歩く、よく眠る、朝の体操・・・食べるものもバランスよく。長く生きるためにはいいのかもしれないが、長く生きればよいということでもない。大体寿命は先天的と思っているので、何をやってもそれほど変わらないような気もする。生活の習慣は、癖のようなもので、そう簡単には変わらないような・・・・。それにしても、どうして悪いものを体に入れたくなる癖があるのかと不思議な気持ちになる。コカインだの覚せい剤などやらないのは、すぐに習慣となるのがわかっているので、恐ろしくてできない。体によさそうなもの、サプリメントとか青汁とか、健康食品の類を習慣にすればいいのかもしれないが、ほとんどまったく続かない。
悪いものに惹かれるのは、その人間の癖なのかもしれない。卵もだめと言われるが、好きなものに入る。・・・考えてみれば、人間の趣味もやや毒のあるほうに惹かれて、後で後悔する、なんてこともある。やっかいなのである。
習慣としてわりといいのは、まあ、芝居の稽古は芝居がなくても、案外やるということだろうか。これは、やらなければならないことなんだけれどね。
大体、良いことは、やり続けるのは、難しく、悪いことは安易にできやすし、ということなのかもしれない。
秋深まって、そろそろ炬燵を出してくれ、と、子供が言う。炬燵からでないでだらだらする習慣がまた始まるわけだが、まあ、だらだらできる空間は大事だってこともあるわけでね。
悪い習慣も、もしかしたら、それなりに、生きていくのに意味もあったりすることだってあるような気もするんだけどね・・・。
「潤二郎さんとの白い一日」冒頭。コーヒーを淹れるシーンが出てくる。ささやかな習慣だ。その習慣が突然途切れるとき。ドラマはそこから始まります。途中に登場する青年も心休まる習慣を守って生きている。
4人の登場人物で進む。小さな物語は心に届くと思っています。お楽しみに。

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