長野県佐久で考える

ここのところ長野県佐久で「海の見える理髪店」上田で劇作家協会主催で「べっかんこ鬼」を演じた。様々な人に支えられて演じることができているわけだ。

佐久ではホテルの風呂や町中でも「鈴木さん、芝居見ましたよ」などと声をかけられる。ありがたく、責任を感じる。

同時に始めた塾や演劇に手応がある。新作も戯曲の段階だが評判がいい。腹に力を入れて、今年を乗り切りたいと考えている。12月中にも東京、新潟での新作上演を視野に入れているが、小劇場というよりインパクトのある空間での上演を考えている。

長い間、私の演劇活動は新たな観客層の掘り起こしを目指してきた。そこへの模索の連続で、必ずしも成功したとは言えない。組織や演劇人というインテリ層に頼らない演劇。

などとやると無理がある。観客を集めようとすればなりふりかまっていられないわけだ。そのなりふりが私にはどうにも中途半端だったという反省がある。

まあ、そんな事を考えながら、でも本質的な理想の旗は降ろさないで、地道に続けていこうとあらためて決心もするのだ。

熱い夏も過ぎていく。ここのところ日々の暮らしのことを考えている。洗濯したり掃除したり、食事を作ったり。そんなことの連続が実は上質な演劇を創る糧になるのだと、この年になってようやく気がついたりする。来週から土、日は佐久でワークショップ。高校演劇の審査などがある。演劇と正面から向き合う幸福な時間が続く。

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