戦いすんで

劇団道学先生の公演が終わった。普段レクラム舎の公演より長く、その分充実できるというか、色々と日々変化する公演を楽しめた。評判も上々。中には分かりやすすすぎるなどという演劇好きの人もいたが、わたしの周りも評判がよかった。まあ、皆それなりに達者な人たちが集まって一丸となって向かっているわけだから、当たり前なのだろうけれど。レクラム舎の場合少し欠落した人が入って、バランスが崩れるということになる。私が日常的に欠落した人間なのでそういうことになるのだが・・・・。で、まあ、自分の変なところが確認できたというか・・・。子供の頃、集団行動というものがまったく出来なかった。例えば今回、稽古場で朝ラジオ体操をする。やってみれば有意義でなかなかいいものなのだが、子供の頃、こういうことが出来なかった。皆でやるということに照れがあって逃げてしまう。引っ込みが付かなくなって、結果そういうことをやらない変な奴を集めてたむろするという、日陰ものの道・・・という気分が実は今もあって、急に孤立したくなったりする。これは、どういう心理なのだろう。心理学的に分析すればわかるようなことなのだろう。よく逸れ猿の話を聞く。集団から阻害され結局好きなメス猿と手に手を取って孤立して生きる猿。まあ、全体から言えば芝居などやってる人間は社会に適応出来ない人間なのかも知れませんね。てなわけで今回無事に千秋楽を迎えたわけです。演出も制作もちゃんとプロがいて安心できる現場。役者に専念できた。誘ってくれた道学先生には感謝ですね。さて、次に向かっています。7月18日(火)に南青山のマンダラというところで、岸田國士を読むというのをやります。15時と19時の二回。私、南谷朝子、松坂も出ます。8月4日に新潟県の高田世界館という日本一古い映画館で「べっかんこおに」 8月26日(土)おにひめさまを新潟上越板倉の野外舞台で演じます。8月はその板倉でワークショップも始めます。まあ、他に何かやれと言われても、満足には出来ないので・・・などと書くとなんだかあれなんだけどね。戦いすんでようやく日常。変な話だが変化のない日常の生活がこよなく楽しい。年寄りになったということなのか・・・料理したり洗濯したり。家でビートルズ聴いたりなんてことが・・・などとぼんやりしていると、非日常的妻が帰ってきて、臨戦態勢になったりするのが、いいバランスなのかもしれませんが・・・・・。6月ももうあと少し。あっという間に夏なのでしょう。私には二人目の孫が出来そうです。

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