4月は色々なことが始まる。次男は中学生になった。私の教えている学校は厚木から中野坂上に移った。周辺の景色が変わっていく。
長野県佐久市の演劇プロジェクトもスタートした。熟慮して、豊かな作品を創っていこうと思っている。後はそれほどないのだからね。
ここのところ芝居を見る時間が増えた。改めて贅沢な時間だと思う。眼の前で、人間が叫んだり、泣いたり、笑ったり、考えたりしているのを見ることができるのだ。
もっとたくさんの人に演劇の時間を体験してもらいたいと思うが、なにしろ、日本には演劇教育がないので、観客が育たない。少し難解だともう諦めてしまう・
演劇は絵画とか彫刻と同じだと思っているが、そこのところが演劇教育を受けていない人には理解できない。
演劇はエンターティメントで人に喜んでもらえるものだと思っている。違うんだよね本当は。もっと深淵なんていうと抽象的だが、まあ演劇は人生そのものなのだと思う。
観る方も、やる方も取り返しのつかない時間を共有するわけで。だから演劇は面白くて癖になって、もちろん毒にもなるのだ。
4月。本当に色々と考える。引っ越しもして落ち着いた。今までの家より数段いい。こんなことならもっと早く引っ越しとけばよかったとも思う。タイミングも良かったんだろうね。
4月も早半ばも過ぎた。隣の花畑に蝶たちがやってくる。花が咲き誇っている。気分が幸せになる。たったそれだけのことなのだけれどね。
ここのところ風邪気味。早く直して。5月に向かう。
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