今年72歳になった。酒をやめたせいか体調がいい。ここ何年間で一番じゃないかと思うほどだ。で、仕事をバリバリやっているかといえばそうでもない。メディアの仕事もあまり興味がなくなって、距離を置くようになっている。最近やったのはラジオドラマと映画一本くらい。秋にやろうと考えている「牧野富太郎伝」の準備は進めているが、金の問題がどうなるかまだわからない。助成金も一つ貰えなかったしね。
助成金なければできない、なんてのは情けないのだが、若いときと違って、なんとかなるさケセラセラとはなかなか思えないのです。
それでも、6月からワークショップ。新しい人との出会いを模索しています。
5月。すぐ死んじゃうとは思えないので、もう一踏ん張り。牧野富太郎伝はNHkの朝のドラマになっているので、二番煎じのように思う人もいるのだが、10年も前から考え、書いていた作品で、こっちが先だという思いもあるのですよ。
少し、演劇界なんてのも意識して、物事を進めていかなければとも思うが、どうでもいいとも思ったりしてね。まあ、私の活動は演劇界とはやや距離を置くというか、ある人にせせら笑っているようだと言われたこともある。本当は色々権威もほしいくせに、違う方向を向いて、やっているというふうに感じる人もいるのだろう。
てなわけで、来月から少しづつキャスティングもしていかなければならない。色々声をかけて、豊かな、実り多い作品にしたいと思っています。
皆様、どうぞよろしくお願いいたします。
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