桐島です

先日高橋伴明監督の映画「桐島です」を観た。1973年に「泣かないのか、泣かないのか1973年のために?」という清水邦夫さんの作品で初舞台を踏んだ私。その翌年三菱重工の爆破事件が起きた。

 その犯人として指名手配されたのが桐島聡だった。年齢は私より2つした。学年では一学年下になる。ほぼ同世代だ。映画を見ていて、他人事とは思えなかった。もしかしたら、私も、同じように逃げ回る人生もあったかもしれないと思う。当時、オルグだの自己批判だの学生運動は身近で、蜷川さんの稽古中に黒ヘル集団がカンパを募って来たりしていた。

私達の劇団もこのような運動に無縁ではなかったように思う。無名戦士のためになどとスローガンを掲げ。演劇をやるのもちょっと命がけの気分もあったのだ。演劇で社会を変革したいとほぼ本気で考えたのだ。まあ、今でもその気分は同じで、ふやけた社会に一石を投じたいは今も変わらない。

 桐島聡は結果的に逃げ延び、死ぬ4日前に自分は桐島聡であると告白して、向こう側に逃亡したのだった。ぜひ、観てもらいたい映画だ。学生運動とか革命とかと無縁の人こそ観てもらいたい映画だ。

 さて、わたしたちの劇団。今月から、新潟県上越市で前島密の物語を子どもたちと創る。牧野富太郎伝も諦めたわけではなく。準備はしている。暑い夏。暑い芝居を作りたいと、歩き出した。

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