個性というものは、日々の生活で出来るものだから、日々の生活、細々とした日常を大切にしたほうが良い。
と、たしか宇野ちよさんだったが言っていた。細々とした日常、というのが、どうも男にはわかりにくい。朝から晩まで働いて、稼ぐことこそ日常となって、それが個性をつくっている、と考えると、なんだか恐ろしいような。
まあ、私のような、暇な役者は、細々とした日常と向き合うしかないので、それが捻くれた個性を作り出していると考えると、少しは納得するのだが・・昨夜、下の子供が、自転車の鍵ををなくし、夜、公園を捜索しに行く。
鍵のかかったままの自転車は公園に置きっぱなし。腹が立ってきて、ひっぱたくと、泣いて、友達のところかもしれないと言う。行って確かめたが、そこにもない。なんてことを、やっていて、夜が過ぎて、疲れて眠る。細々とした日常だ。・・中目黒キンケロシアターで幕を開ける、神田時来組の芝居佳境。今月の24日~本番。
非日常と思うかもしれないが、私たちにとっては、日常の続きなのだ。演技することによって、日常から脱却する努力はするのですがね。梅雨もう少しで明ける。近所の公園でセミが鳴いていた。セミの声を聞くと、夏を実感する。日々の、細々とした生活をもう一度、見つめなおして・・などと、殊勝に考えたりもする。日々の細々とした生活こそが手強いのです。雲の形が変わってきて、夏もう少し。
日々の生活
2014年7月20日
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