銭湯記

銭湯が好きで、ほとんど、日本中の銭湯に入っている。北海道から九州まで、あちらこちらの銭湯に入った。
つい二日ほど前には、山梨の甲府で銭湯に行った。芝居に招待されて、そのついでだが、甲府辺りの銭湯は、全てかけ流しの100パーセント温泉である。ホテルの人に聞くと「本格的温泉ではありませんが・・」などといって。銭湯を紹介してくれたりする。本格的というのは、つまり、設備が整っているということを意味していて、銭湯の温泉は本格的と思っていないのだ・・100パーセント温泉であるならば、むしろ、そこいらの健康ランドなんぞより本格的なのだが・・どこか、町の銭湯を恥ずかしいと思うような傾向が、地方などにはあるような気がする。
マア、東京でもそうなのかなあ、金持ちは銭湯などには、なんて気分があるのだろうか?でも、私の知っている小金持ちの家に銭湯ほどの広さの風呂があるうちを私は知らない。ともかく、銭湯は文化だと思ったりする。
その土地なりの個性が滲み出ていて、なんとなく、色々なことが銭湯からわかったりもするのです。詳しく書いたら、相当長くなりそうだが、風呂の形体だけでも面白い。四角いのもあれば丸いのもあれば、深さもその土地によって異なる。京都に七色の湯という銭湯があった。入ってみたら、風呂の底にくるくる回る七色の電器が仕掛けてあって、湯の色が変わるなんてのがあった。九州の天草では、六畳の普通の家のようなところが着替えるところで、ふすまのようなもの開けたら、真ん中に丸い湯船があってなんてのもあって・・それぞれに個性もある。家の都合で、いろいろなところに住んだが、必ず、近所に銭湯を見つけて行った。番台は最近中にあるものは少なくなったが、若いきれいな女の子が、番台に座ってるなんてこともあって、その子と素っ裸で牛乳など飲んで話し込んだりしたものだ・・ついこの間まで、日本も、まだまだ、牧歌的というか・・江戸時代は銭湯で男女が見合いなんてのは当たり前だったらしい。そういう時代は戻ってはこないだろうけれど、私が子供の頃、山梨辺りの銭湯は混浴だった気がする。子供の頃山梨に行って、入った風呂で、そんなことを鮮明に覚えている。
東京オリンピックの頃は外人がよく銭湯に現れて、金髪の外人のあそこの毛は・・などと、わざわざ見に行ったなんてこともあったなあ・・。と、甲府の銭湯に何軒か行ったが、朝,普通に6時から営業しているところもあって、その風呂が絶品の湯加減、とろとろ感で癒されました。山梨のアマチュア劇団のメンバーも皆個性的で、打ち上げで80歳を過ぎた、婆さんが、もの凄い、マジックを見せたりして、盛り上ったのです。今年も12月。
早いものです。来年の準備ぼちぼち始まりましたが。割とのんびりしています。

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