2007 年 2 月 23 日 (金)

「木のいのち、木のこころ」という宮大工の人々の話を読んでいる。これが面白い。例えば、宮大工をやっている人は、住む家を作ってはいけないらしい、仕事 がなくても、がまんする。そのために、田畑を持ち、耕して、自分の食い扶持を作るのだそうだ。民家を作るとどうしても、納期があり儲けることを考える、そ れが宮大工にはいけないことらしい。木には癖がある。その癖を見抜くのが、最初の仕事。癖のない真直ぐな木は、扱いやすいが、長持ちはしないらしい。癖の ある木のほうがしぶといのだそうだ。癖のある木を知らないで、使う。十年もすると、癖がでるという。だから、曲がった家が出来てしまうらしい。癖のある木 をどのように組み合わせるか、それが宮大工の腕なのだ。人間も木と同じ。俳優は木。演出家が大工かな・・最近は真直ぐな使いやすい木ばかりで仕事をしてい る人が増えて・・結局十年後には何も残らない・・なんて演出家もいる、ような気がする。でも、まあ・・癖は面倒だからね、素直で明るくノビノビとした・・ なんて、俳優はいるわけもないのでした。癖を見抜いて、どうやって組み合わせるか。そこが演出家の腕の見せどころ・・ってなところかな。まだ、本を読み始 めたばかり。又、この本については書こうと思っています。

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