2007 年 9 月 5 日 (水)

家の小さな庭の木を切った。前に切ったのは一昨年の五月。セリフをやったり、制作の仕事をしながら、出たり入ったり。隣の家の奥さんが「そろそろ、切らな いとねえ・・」と呟く。それはそうだと、鬱蒼と茂った金木犀だの枇杷の木だの柚子を見て思う。ちょっと切ろうかと、ノコギリ出したのが間違いだった・・隣 の奥さんは、それを見るや、金ぴかのノコギリ、鋏み持って「こっちのほうが切れるわよ」と、いきなり始まったのだ。台風がやってきている。時おり強い雨が 降る。グショグショのドロドロになって、二人して、気が狂わんばかりに目の色変えて、バッサバッサと切るのだ。近所の兄ちゃんが、「雨の中なにやってるん ですか??」と呆れ顔。お前も手伝え!と、喉まで出かかったが、隣の奥さんの尋常ではない、集中ぶりに圧倒されて、ただもう、一心に。太陽が顔を出して、 暑くなったと思うと、ドシャーっとスコールのような雨。二人ともにビショグシャ。「8月の暑い盛りじゃ、出来ないわよ!今がチャンス!」枇杷の木の太いと ころを切って、スッキリすると「ホラ!スッキリした。人生いい事あるわよ!」と、まるで自分の家のよう。バケツに溜めた柚子を持って「これ、少しもらって いくわよ。」と、颯爽と帰っていった。「7月に手術して、入院してたのよ・・」の言葉に「こんなことやって、大丈夫ですか?」と聞いた。2時間あまり、汗 ビショのグショグショ。後で隣の主人から、あれがきっかけで、具合が悪くなって・・などと怒られやしないかと、心配になる。木を切った後の、小さな空間 は、すっきりして、別の場所のよう・・きっと、そろそろ切らないと、と草花の好きな奥さんは思っていたのだろう。私がノコギリ持った時の、嬉しそうな顔。 胸のツカエが下りた。そんな感じだったのかもしれない。
というわけで、稽古は早々に終わったわけです。まあ、肉体訓練はやったわけですが、8日~高知公演です。

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