クレヨンしんちゃんの映画版を子供と見て、驚く。評論などで聞いていたが、下手な大人の映画より面白い。ストーリーは省くが。悪のダークが歌うのだ、かね かねかね、金が世界で一番大事。金さえあればなんでも買える。車も家も愛情も。戦車もテレビ局も政府も・・お金儲けが悪いことですか、ランランラン・・映 画の中で、年金問題も語られる。ダークに支配された世界で起こること・・テレビのアナウンサーが言う「年金問題は全て解決されました。良かったですねえ。 男と女は別の車両になりました。会社に行くとしんちゃんのパパはいきなり重役に抜擢される。シャカシャカ音を電車の中で撒き散らす若者。携帯電話で迷惑を かけた人は・・死刑になります。今日からマナー法が施行されます。昨日は法を犯したものは一人もいませんでした。めでたしめでたし・・」しんちゃんが呟く のだ「何か変だぞ?」テレビのヒーロー物では悪者はいなくなりました・・なんか変だぞ。テレビではヒーローが叫ぶのだ「悪者はもういない。今日からは ビューティフルな日本を勉強しよう!」現実ではしんちゃんのパパは毎日、満員電車に乗って、会社に行く。電車の中ではヘッドホーンのカシャカシャ音。イラ イラは募る。出世が出来ない。ママは給料の安さを責める。喧嘩をする二人。幼いしんちゃんの妹は泣くのだ。幼稚園の先生は、園児の教育のあり方でもめてい る。それが現実の世界。ダークの世界では全てが解決している・・が、なんか変だぞと言うのだ。家族のあり方、現実を肯定して、何でも美しく、理想的なこと を怪しんでいる。こう書くと、堅苦しいが。笑いとフャンタジーに満ち溢れた、素敵な漫画映画だったのだ。夕方5時からの回だったせいか、大人の客の多かっ たのも印象に残った。最後にしんちゃんが悪のダークと戦うシーンで、映画館で配られた、ビニール製の短剣を、興奮した、わが息子が振り回していた。周りを 思わず見ると、同じような子供が何人もいた。この映画の成功が、この一点で分かるような気がした。お勧めです。さて、今日からゴールデンウイーク。外は 雨。色々楽しみなイベントのある子供たちには、ちょっと残念な雨なのだろうか・・。
2008 年 5月 3 日 (土)
2013年3月7日
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