千葉の成田に房総のむらというテーマパークがあって、そこで仕事をした。時代劇だ。時代村という感じだが、広々としていて、感じがいい。私の役は、農村の 山持ちの爺さん。隣の農家の子供と話すシーン。その農家が、とにかく懐かしい。路地もなにもかもが、私には懐かしい感じがする。茅葺の家など,私も見たこ ともないはずなのに、なぜか懐かしいのだ。竹で出来た籠が置いてある。私はすぐにその中に、鶏が入っていたことが分かる。共演した小学校五年生の子供は まったく分からなかった。もちろん鶏はその籠の中にはいないのだが、何の為の道具かがわかる。庭の仕切りの竹垣。木を組み合わせた物干し。子供の頃の世田 谷にも、まだこんな風景が残っていたような気がする。こんどの山本素石の芝居、こんなセットがいいかなあ、という気がする。山里の村。素石はこんな村を訪 ね歩いていたのだろうと、想像する。のんびりしたのだが・・仕事は甘くなかった。酒を飲まされ、殺されるシーン。畑の真ん中で。仰向けにされ、水を飲まさ れるのだが・・苦しい。「畑の真ん中で,溺れるとは思わなかったよ」と冗談交じりに言うと、若い共演者が笑った。
さて、日韓演劇フェステェバルが始まった。初日、私も舞台上で挨拶。14日に向けて、ARで稽古の日々。8日には通しが出来るようにと、稽古。今月には大谷君の稽古も始まる。
2009 年 6 月 4 日 (木)
2013年3月7日
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