2010 年 5 月 6 日 (木)

父親は今、寝たきりの状態になっている。衰えが足からきて、脳梗塞となって、現在の状態だ。父の世代は車信仰のようなものがあった。私の家は小さな町工場 だったのだが、昭和30年の初めから、自家用車があった。友達からは羨ましがられたものだ。どこにいくにも車。夏の夜に家族揃って車に乗って、三茶から銀 座までネオンを見に行ったなどという思い出がある。父はその後、会社を倒産させ、様々な事をやってきたのだが、不思議なことに乗用車だけは手放したことが なかった。電車に乗る父を想像できない。何度か事故を起こし、年齢的に運転が出来なくなるまで、車の生活。結果的に足を弱めて、脳梗塞となった。気質的な ものもあるだろうが、歩かない生活は、体を弱めると思っている。自家用車はかつて、一種のステータスでもあった。父が車にこだわったのも、分からないでも ない。現在、経済的に行詰る日本。かつてのような車社会は来ないのではないだろうか。遠くまで、時間を短縮し、早く行く意味がなくなるかもしれないと思っ たりもする。歩くことが、贅沢なんてことにもなるかもしれない。まあ、私が年を重ねたのでそんなことを思うのかもしれませんが・・さて、今日は、稽古休 み。明日から初日まで、いっきに走る。車で高速道路を使うわけにもいかない。今度の芝居の中で、厚生施設の所長が言う「焦らないことです。ゆっくりゆっく り、のろのろでいいのです。ここではスピードはいりません」焦らず、じっくり、美味しい芝居にするように、煮こんでいこうと思っているところなのです。

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