歩いている。家から稽古場までの往復。片道20分位。電車に乗れば140円。往復で一ヶ月7千円は浮く勘定。歩いていると、次第に慣れて、歩き方も考える ようになる。コースもちょっと変えるだけで、新しい発見がある。何年も通っているはずなのに、小さなラーメン屋に気がつかず、入ってみれば安くて美味かっ たりする。今まで、気にしていなかった古い雑貨屋に入ると、布製のなかなか使い勝手のよさそうな、道具入れのような物を発見したりする。ギターの形をし た、ライターを見つけたりもする。これは、今回、ケンという若い患者役の竹石君と中村君に使ってもらうことにした。歩く、ということで、気持ちに、少し ゆとりのようなものを感じたりする。それは、きっと稽古にも影響するのではないだろうか。つまらないことで腹が立たなくなったような気もするのだ。随分前 だが、246沿いを平幹二郎さんが、フーフー言いながら、歩いているのをお見掛けしたことがある。役者は体なのだ。と、そのときも思った・・今、私も50 も半ばを過ぎたわけで、足腰踏ん張って、芝居と向き合わなければならない。明日からは、通しての稽古。ゆるゆると歩きながら、タフな芝居を創ります。
2010 年 4 月 20 日 (火)
2013年3月8日
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