昨日は芝居の一日。中野のモモで昼間、ストレイドックの「ぬけがら」を観た。演出は友人の中西良太。若い人たちの座組み。戯曲は去年やった佃君の作品で岸 田戯曲賞をとった作品で文学座で初演している。寝たきりの父が自分を脱いでいき、若返っていくという話。私の父も何年か寝たきりだったので、きっと頭の中 で、どんどん若くなっていったんだろう、などと思う。若い母と父が出会うシーンは、胸に迫るものがあった。ストレイドックは色々な作家の作品を若手中心に 積極的に上演している。確実に成果を挙げているようなきがする。良太君の演出も渋く、手堅くまとめていた。4時前に終わって、隣の劇場で7時からの芝居を 見るのに時間がある。近所の風呂屋を探して、ひとっ風呂。面白い風呂屋で風呂に入ると30円の商品券をくれたり、なんと番台の人が無料でマジックまで見せ るという。風呂屋ファンの私としてはまったく嬉しい試み。積極的な風呂屋経営。風呂屋はなんでもありの空間。江戸時代は風呂屋でお見合いなんてのが、当た り前だったそうです。色々な可能性を試して欲しいものですね。
7時からは演劇ユニットG、COMという始めてみる集団。作・演出が三浦剛という人。先輩の藤井びんさんが出演している。「孤独の惑星」というタイトル。 私は知り合いが出ているからといって、何でも観るというスタイルではない。興味のあるものは、知り合いが出ていなくても見に行く。この作品はちょっと興味 があって、観たいと思っていた。予備知識はなかったが、見ているうちに、タルコフスキーの「惑星ソラリス」のイメージだということが分かる。生命の海が あって、人間の想念が形になって現れる。哲学的な作品で人間とはなんなのかという本質的なテーマが見えてくる。ソラリスの後の2001年宇宙の旅や未来世 紀ブラジルなどにも繋がるテーマだ。
舞台は実演の強みを生かした、魅力的なものになっていた。映像ならこうするだろうと思われることを、舞台ならではの想像力で補っている。こういう作品を見 ると、勇気が湧いて、舞台を徹底的になどと思ったりするのだ。びんさんも相変わらずの存在感。又一緒にやりたくなった。
9月の芝居のチラシが完成。事務所に届いて、宣伝開始。月が明けると。稽古開始。少しのんびり出来るのも後一週間です。
2012 年 7 月 28 日 (土)
2013年3月8日
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