芝居が終って、三日ほど休み。昨日北千住の劇場で、オルビーの「動物園物語」を見る。ベンチシリーズの原点のような芝居。若い頃に、これを一人芝居にして やった経験がある。やっぱり、なかなかいい芝居で、キャストも歌舞伎の俳優(市川段治郎)とロック歌手(貴水博之)の組み合わせが良かったと思う。歌舞伎 の人がオルビーをやる時代になったわけです。途中、セリフが何を言っているのかわからなくなったりするのだが、一生懸命に話。それが通じないジレンマ。人 間同士の関係のジレンマが伝わる。分かり合えない事の空しさ・・やっぱり優れた戯曲なのだと改めて認識した。別役さんの戯曲にも繋がっている。場所と思い 出で私のやった役は盲目の男なのだが、自分でやっていて不思議な事を思い出した。盲目の人と話していて、なにか恐ろしいような気持になったことがある。そ の人は、私と話していながら、自分と話しているような感じがした・・それが、目の見える人にはない感じなのだ。人と話しながら自分と話す感じ、それは、 やっぱり恐ろしい感じがするのだ。私の話を全神経で聞いているのだが・・その人の体に溶けて・・違う宇宙に行ってしまうような・・「動物園物語」を見てい て、そんなことを,ふと思いだした。
2007 年 1 月 19 日 (金)
2013年3月7日
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