妹の家に飯を食いに行く。両親は妹夫婦と住んでいて、最近妹の亭主の景気がよく、家を建てることになったのだ。めでたいことでもあり、父の日、母の日もか ねて、久しぶりに会いに行ったわけだ。「最近、テレビにも出てないし・・家で何やってるんだ・・」と父親。「考えたりしてるんだよ」と私。「おい・・考え てるらしいぞ・・」と、父が母に言う。寅さんの家を思い出していただければよい。「ふ~ん・・考えてるんだ・・」と母。「お兄ちゃんさあ・・今、うちのが やってる仕事なんだけど、劇団やりながらでも出来ると思うのよ、でね・・」と妹。「お兄さん・・家だって、お父さんお母さんと、分かってるでしょうが、 色々大変なんですよ。」と、義弟。「一功さん、最近痩せたでしょう,老けたし・・」妹の娘。つまり、みんなして、行く末を慮っているのだ。「まあ、あれ だ・・焼肉でも食って、それで考えて・・」と、私が提案し近所の焼肉やに直行。80になろうとする両親は、生肉ガツガツ食い。妹夫婦と娘は、景気がよいの か、久しぶりに会えば、ほとんど十キロばかり太った様子。根が正直なのだ。苦労すると激痩せ。楽になると激太りとなる。食ってるうちに心配も、どこえやら 「お前ら、兄貴の芝居のチケット売ってさあ・・」飲んでるうち、私が叫べば、父も「それは、そうだ!」と納得。「協力はしますよ、もちろん・・」と義弟も 納得。真面目な実直な男なのだ。帰りがけ、たらふく食った焼肉代はもちろん妹夫婦が払う。「芸能の世界は、そんなに簡単ではないんだ。で、次の公演。客た くさん来るのか?」父「十人はいるでしょう」と私。そのまま、妹の家に戻り、へなちょこになるまで飲む。やめていた酒が復活して、しばらくたつ。次の日、 朝早く家に帰って、友情の稽古。気合入れて一人で通し稽古。客十人などといってる場合ではない。ラストスパートである。
2007 年 6 月 16 日 (土)
2013年3月7日
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