9月に入って、暑い夏が過ぎて、涼しい風が吹いてきます。玄関ではコオロギが鳴き始めました。来週の土日、高知県の四万十川の側の清源寺というところと、 ウエル花夢というキャンプ場で「友情・・」の公演。そのための稽古が始まっています。28日には下北沢で一日だけの公演。10月には新作を書いて、発表し なければ、というスケジュール。・・ここ一週間ばかり、休みのはずが、気持ちが焦って、悶々と過ごす。机に座っても、書いたのは、はじめの十行ばかり、友 情のセリフもきちんと稽古できない。家は二階にしか冷房がない。下の部屋は暑い。水など買いに、近所の自動販売機に・・「ありがとうございました。毎日暑 いですね」自動販売機が挨拶をする。結構心がこもっていて、コンビニなどで聞く店員の挨拶より、あきらかに、感じがいい。こんなことで、ほっとしたりして いるというのは,疲れているのかなあ・・などとも思ったが・・考えてみれば、きっとどこかの声優さんが、この声を録音しているのだろう。そして、いちばん 感じのいいのを使っているわけで、生の疲れて、ふてくされていることもある、ラーメン屋やコンビ二の姉ちゃんたちの声とは、違うに決まっているのだ。
今日から、稽古です。やるたびに新しい発見がある。北海道で見てくれた人から、まるで私の体験のようだった、という意見を聞いた。少しづつだが、自分の中 に西部さんや海野さんが入り込んでくる。血の中に、精神が入り込んでくる。気持ちの悪い言い方だが、たとえば足の裏や、爪までがその人物の・・という瞬間 がある。自分と他者が入り混じり、渾然としたとき、俳優としての幸福があるのかもしれない。と書いて、悶々していないで、さっさと稽古します。
2007 年 9 月 1 日 (土)
2013年3月7日
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