三軒茶屋に大きな銀杏の木がある。その大きな木の下で、友情の稽古。ここ三日で、最後まで進む。目青不動のある寺。正面の賽銭箱の横に猫が寝ている。ここ が日当たりがよく、冬でも暖かい。その横の銀杏の大木の下も日があたって、背中が熱くなるほどだ。休み休み稽古。途中ぼんやりしていると、鳥の声。時間が 止まったようだ・・子供の頃、よく遊んだこの場所で、セリフを暗誦している自分を、少し俯瞰で眺めると、時間の流れのうつろいが感じられて、なんだか頭が 真っ白になる。聞こえてくるのは鳥の声、風の音。「よしやるか・・」と立ち上がって、セリフを続ける・・落語をやっている人はどうやって稽古しているの か、とふと思う。家だか稽古場だか・・やっぱり一人でやるしかないのだろうか・・皆でわいわい、というわけにもいかない様な気もする。こんど、立川談四楼 さんに聞いてみよう。私の場合。家でやるという気がおこらない。なにか日常的でいやなのだ。で、あちらこちら、非日常的な場所を探す。町の中の非日常は神 社や墓場にある。そういう場所が子供の頃から好きなのは、本能が非日常を求めていたのかなあ・・などと思ったりする。神社や墓場には町の中の、息苦しい ルールが消えているような、そんな気がするのだ。・・横浜での公演は初めてのこと。今年最後の公演。終わって簡単な忘年会といきたいところだ。
2007 年 11 月 14 日 (水)
2013年3月7日
コメント