2009 年 5 月 13 日 (水)

使わなくなったベビーバスを捨てようと思って、ふと、考えが変わって、玄関先に穴を掘って、池にしようと思いつく。隣のおばさんに、スコップ借りに行く と、そんなことしないで、そのまま水を溜めて、周りをこうすれば、とアドバイスされる。近所のおじさんから、水草を貰ってきて、そのうち思いついて、ほっ たらかしてあった火鉢の灰を捨て、洗って、これにも水を溜める。そんなことをやっていると、同級生だった、米屋が米を届けにやって来る。「そういえば、 昔、池を造るのがはやって、セメントの灰汁をとるのに、灰と藁でやったもんだよなあ、今、両方ともないよなあ」と座り込んで、話し込む。いい米を安く持っ てきてくれる。どういうわけか、芝居は見に来ない。私には、そういう友人が多い。息子が帰ってきて、どこからか取ってきた、オタマジャクシをさっそく入れ る。金魚とメダカを買ってきて、水にはなって、餌を撒いた。久しぶりに、一日なにもない休みの日。どういうわけか、芝居をやっていると、こういうことは、 思いつきもしない。
今週は、京都に作家の丸尾君と取材に行った。山本素石の息子さん。評論家の熊谷さん。ノータリンクラブの木野さんとお会いした。熊谷さんも木野さんも実に 若い。木野さんは、75歳というのに、そんな感じが全然しない。丸尾君は作家らしく「過去の感じがない。今、そのものなんですよ」というようなことを言っ ていた。「山本さんがいなかったら、僕の人生それほど面白くなかったかもしれませんよ」ポンと屈託なく言った木野さんの言葉が耳に残った。山本素石が病院 で、亡くなる間際、クラブのメンバーと車座になって好きだったタバコをのんだという話を聞いて、近所の小さな仲間たちが魚とツチノコと遊び、しだいに有名 になって、息苦しくなって、逃げろツチノコ、となっていく感じが、現実感を持って感じられた。没後20年。山本素石と仲間たちが、劇作家丸尾聡の作品で蘇 ります。

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