朝青龍が首になった。ちょっと驚く。横綱の品格などといわれるが、29歳の自信たっぷりの、いけいけ時代に、品格もなにも、備わるとはとても思えない。私 が29歳の頃を振り返れば、まったくもってよく分かる。朝から晩まで芝居の稽古をし、収入はなし。そのくせプライドだけはあった。生意気なんてものではな い。テレビから出ないかといわれ、役不足と思い込み、あっさり断り。某有名劇作家の芝居も、稽古場まで行って、やってられないといって、断り・・その上に 暴言の数々。相撲界ならとっくに首という気がする。それにしても、殴ったくらいで、追放って何?だいたい、相当、いかれてないと、裸でぶつかりあって、相 手を投げ飛ばしたりする仕事をやるだろうかとも思う。尖がっていて普通だ。私の二十代、芝居の稽古だというのに、演出家と私は椅子を投げあい。ガラスを割 り・・参加した女優は逃げたりしていた。とにかく、朝青龍の引退は暗い気持ちになる。ますます。やんちゃな、外れた、面白い人間がいなくなる。排除すれば それでおしまい。というような世の中に拍車がかかりそうな気がする。やっかいな人間が、ことを成すのだと私は思う。品行方正な、20代。分かりきってい て、大人から好かれる子供が私は好きになれない。どんな人間が、朝青龍を引退させたのか・・注意しなければいけない。今書いている作品は、まさに法を犯 し、生きていることさえ否定されてしまうような人々の話だ。否定する人間と、否定される人間の対立を軸に話が進んでいる。美しく、品行方正な人間ばかりの 国に活気などありえない。日本はもはや、老成した、滅亡する手前の国なのだろうか・・私には、小さな子供がいる。そうは思いたくないが・・ちょっと、嫌な 感じがする・・。朝青龍はやめさせるべきではなかった。責任は29歳の子供ではなく。お前らにあるんだと、相撲協会の連中には言いたい。
2010 年 2 月 6 日 (土)
2013年3月8日
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