近所の天麩羅やのオヤジさんにテレビで見たよ、と声かけられる。あまりテレビを見ないので、自分が出ているドラマを見るということがあまりなく、いったい いつの作品なのかも思い出せないときもある。そうですか・・などと、オヤジさんと立ち話をしていると、汗だくのおばさんが、でも、食えるんだからいいよ ね。こっちは朝から晩まで仕事だよ。と言われる・・平日の昼間である・・大の男が、コロッケなど買いに、袋ぶら提げて、その上オヤジと店の前のテーブルで 話し込んでいる姿に、時々テレビで仕事して、ブラブラしているように見える私に、ちょっと嫌味を言いたくなったのかもしれない。世間はテレビとかで仕事を していない以外は、遊んでいると思っている傾向がある。まあ、そう思われてもしかたがないのかもしれない・・昨夜、吉本隆明氏の講演の再放送を見ていた ら、文学とか芸術はもともと心細いんだというようなことを言っていた。いつものことだが、吉本氏の言葉には励まされる。十代の頃、吉本氏の本をはじめて読 んだ時、とにかく難しかったけれど、励まされた、と言う気持ちになったのを覚えている。千年前の人間と現代の人間は、精神の面では変わっていないとも言っ ていた。励まされるなあ・・。
今日も一日、ほとんど家の中での仕事。誰とも口をきかず、心細くなるのだ・・元々、心細い仕事だと言われると、なんだか救われる。心細いけれど、まあ、気にしなさんな、と吉本隆明さんが、言ってくれてるような気がして、勇気が沸くのだ。
2010 年 3 月 15 日 (月)
2013年3月8日
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