上の子供と二人で、雲取山に行った。2000メートル級の山だ。午前五時に家を出て、登山口についたのが10時半。山頂の山荘に着いたのが午後4時半だから、6時間かかったわけだ。今まで二回、30歳、45歳と15年ごとに上って・・60過ぎて今回。もう次回はないと思うほどに、きつい山登りだった。子供とゆっくり話も出来るだろう、などと思ったが、とんでもなかった。ただ、もう、無言で黙々と上る。歯を食いしばって上る。そんな感じでだった。それでも、途中、サルの群れや、子連れのシカと出会ったりして、心安らいだのだが・・山荘について、汗でびしょ濡れのTシャツを脱いで・・顔を洗って、夕食にありつき、9時には消灯と聞いたが、その前にバタリと二人寝てしまう。翌日頂上まで30分のアタック。来たかいのあったものすごい景色。堪能して、ともかく下山。が、これが又、きついのです。5時間歩いて、ようやく麓にたどり着いたというわけです。
山登りは体にいいと、誰しも言うが、それはそうだろう。筋力、知力、能力をとにかく総動員して挑むわけです。山に魅せられ、山に全てをささげてしまうような男たちの気持ちがわかる。そういえば、小学校のときの将来の夢という卒業文では山登りということになっていた。まあ、そのときは適当に書いたんだけどね。
山の中で一人語りの練習も、などと思ったが、とんでもない。口も利けないような状態だったのでした。
翌日から、稽古。足の筋肉、肩の筋肉の痛みとの闘いでなんとか半分ほどは通し。などとやっていると、知り合いの便利屋さんから携帯。荷物はこぶのちょっと手伝って・・筋肉が痛いと断わるのも、どうにもだらしがない。引き受けて、重い冷蔵庫を運ぶ。
きっと何かいいことがあるだろうと、思っていると、久しぶりに映画の仕事が入る。
歯くいしばって、山を登ったかいがあったというものです。
子供とは・・どうなんだろう?一緒に上ったからといって、何がどうと言うこともないのだが、10時間も一緒に歩くなどということは、山にでも来ない限りないだろう。下山した瞬間。思わず握手したのは・・まあ、よかったのかな。
明日も稽古と仕事山の如し.歯を食いしばるしかありませぬ。
雲取山
2013年8月14日
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