SuzukiIkko– Author –
SuzukiIkko
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ブラック・グラフティー
桜の花
子どもを連れて、千鳥が淵の夜桜を見に行った。見事な桜に、子どもたちも思わず声を上げる。「桜がこんなに白いとは思わなかった・・・」小学一年の次男の言葉。ピンクだと思っていたのだろう。そういえば、桜によって、色が違うような気がするが、色の白... -
ブラック・グラフティー
春爛漫
暖かくなりました。今日は汗ばむほど。子どもたちと、プールに。世田谷の室内プール。帰りに三人でちょっと贅沢に外食です。上の子は少し成績も上がったので、労いの意味もありました。 太子堂八幡の公演終了。評判もよかったですが、なによりも次に繋がる... -
ブラック・グラフティー
夢
夢をよく見る。寝るときに、どんな夢を見るのか楽しみにするくらいだ。まあ、明け方、眠りの浅いときに、うつらうつらしながら見る夢が多いのだけれど。ともかく、突拍子もなく、だいたいが、思い出して、面白いことが多いような気がする。くだらないほど... -
ブラック・グラフティー
一枚の絵
行きつけのパン屋があって、そこにコーヒーを飲みに行く。 いつも座る席の横に、市場のような絵が飾ってある。フランスの街角、パリの郊外か、ふと、その絵を見ていて、東京にはこういう風景が無くなってしまったなあ、と気がついた。太ったおばさんの物売... -
ブラック・グラフティー
3月
3月ですねえ。いろいろなことの始まりの季節です。入学、入社。桜が咲きます。寒い冬を何とか乗り切って、暖かい日が多くなると、心もなんだか、浮き立つような。 言葉の教室も進んでいます。5月には韮崎のスタジオで発表が出来ればなどと思っているので... -
ブラック・グラフティー
嘘 2
嘘。と書いて、急に思い出したことがあった。あれは小学校の4年生か5年生頃のことだ。T君という男の子がいた。体が小さくて、いつも一番前だった。Oさんという、やっぱり小さな女の子といつも手をつないでいたのを思い出す。そのT君が、ある日、自分の家... -
ブラック・グラフティー
嘘
耳の聞こえない作曲家の曲が、全部ゴーストライターの曲で、実は耳も聞こえたのではなかったのか、というニュースがあった。ニュースキャスターがとんでもない奴だ。というようなことを言い。あからさまに嫌な顔をしたのを見て、こいつはきっと嘘などつか... -
ブラック・グラフティー
スイミー
妻が子どもの芝居を持って、全国を巡っている。最近、川崎市でやった公演を見に行った。午前10時開演。観客は3歳から6歳くらいまでの子どもたちと、先生。スイミーと呼ばれる、魚の活躍を描いた楽しい芝居で、約40分。私たちの作った「仙人がくれた... -
ブラック・グラフティー
歩く
ここ一週間、渋谷のテレビ局に通った。行きも帰りも、ともかく歩く。家から渋谷の現場まで約50分。歩きながら、つらつら考える。明け方、6時頃、近くの緑道から出発。まだ薄暗い中、多くの人がもくもくと歩いている。地方の都市に行くと人が歩いていな... -
ブラック・グラフティー
ビートルズ
ビートルズの話をすれば長くなる。元々プレスリーが好きで、小学生の頃映画に夢中になった。女の子とデートをしたら、唄うものだと思ったりして、実践して笑われたことさえあるのだ。 で、小学生の後半だろうか、ビートルズがやって来た。同名の映画がある...