妻が子どもの芝居を持って、全国を巡っている。最近、川崎市でやった公演を見に行った。午前10時開演。観客は3歳から6歳くらいまでの子どもたちと、先生。スイミーと呼ばれる、魚の活躍を描いた楽しい芝居で、約40分。私たちの作った「仙人がくれた不思議なずきん」にも通じるものがある。ピーターブルックなどに代表される、イメージの演劇が、子どもたちに有効だ。手のひらで魚を表し、体全体で大きな魚も表現する。布を有効に使っている。私たちは10人ほどでやったものを、3人で徹底して演じていく。子どもたちは笑い、驚き、楽しんでいた。やっている俳優たちも優れている。が、この日本でそのような俳優たちを正当に評価していないような気がする。だから、子どもたちの芝居をやる俳優たちは屈託する。
妻も本当に心を込めてやっているが、俳優としての評価に繋がらない。そのことを知って、屈託するのだ。
子どもに見せる演劇の力を、もっと信じたほうがいいと、このごろ思う。評価もなく、貧乏な俳優たちが精神を込めた芝居を私たちは、大きな評価を与えるべきなのに、名誉のほとんどはテレビで活躍する俳優に与えられてしまう。
文化は未成熟だ。などと、妻の演劇を見ながら考える。
2月になって、様々なことが進む。4月からはじまる学校の準備。声の教室。「べっかんこ鬼」の準備。
「なんか、痩せましたね・・」と若いアルバイトの仲間に言われる。太れる理由がない。体力を目いっぱい使って、食欲はあっても追いつかない。太る奴は怠惰だと、断言できるような日々なのである。寒い日が続くと、季節外れに暖かくなり、そんなことを繰り返し、春の気配がやってくる。町を歩くと、春の匂いが少しだが漂う。子どもたちも日々成長。新たな学期が始まります。
スイミー
2014年2月5日
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