耳の聞こえない作曲家の曲が、全部ゴーストライターの曲で、実は耳も聞こえたのではなかったのか、というニュースがあった。ニュースキャスターがとんでもない奴だ。というようなことを言い。あからさまに嫌な顔をしたのを見て、こいつはきっと嘘などつかなくてもいい人生だったんだろう、などと思う。私は嘘をついてきたように思う。若いとき、自分の車でもないのに、見栄を張って、まるで自分の車のような振る舞いをして、なんとなく取り返しが付かなくなって、女の子と会いにくくなったなんてことを思い出す。立派な嘘だ。他にも・・嘘はたくさん付いたような気がする。さて、その作曲家も、きっと、自分が書いたといったほうが売れると考えたのだろう。耳が悪いが、いつの間にか聞こえないという物語りに進み、美化され、引っ込みがつかなくなったような気がする。そのことを作曲家も楽しんでいたのではないだろうか・・それが今になって、と思う。
何があったのだろう。そのことに興味が引かれる。
ビートたけし氏がテレビでオレの映画だって、オレの名前が付いてるだけで、編集とかは他の奴がやったりしてるわけでね、と割と本音で話していた。タレントの本など本人が書いているものは少ないのではないだろうか。嘘など付かなくてもいい人生がいいに決まっているが、くだらない見栄や虚栄心で、嘘をつく。傷つくのは自分なのだが・・時々、嘘の自分を見せたくなってしまうことだってあるものなのだ。
さて、3月の芝居のチラシが出来た。宣伝開始である。今日も自転車に乗って、案内文などをコピー。後ろに山のように積んで、家の前。突然の風。招待状がばら撒かれてしまった。と、二人の男が紙を必死で拾い集めているではないか。一人は近所の俳優、永澤俊也君。もう一人も、何だか若い、外人のような二枚目。三人で拾い集めて「ありがとう」と礼を言うと。若い外人風が「大丈夫ですよ。味があっていいかもしれませんよ」などと、汚れた紙を見て言ってくれる。永澤君は「叫び声が聞こえたんで、飛んで来たんですよ」という。嬉しいではありませんか。若い外人風の男は、永澤君とは関係のない、通りすがりだったようで、さっさと行ってしまった。招待状でもあげたかった。
というわけで、宣伝開始。今回は、新たに書道家の久木田君。クリスタルボウルの野村さん。フルートの永田さん。
そして、俳優の土屋良太君。レクラム舎の松坂も参加して、ちょっとにぎやかな「べっかんこ鬼」となります。スタッフも若い新しい人。雪が降って、なんだか気分も一新。
3日間の公演で今年がスタートします。

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