3月

3月ですねえ。いろいろなことの始まりの季節です。入学、入社。桜が咲きます。寒い冬を何とか乗り切って、暖かい日が多くなると、心もなんだか、浮き立つような。
言葉の教室も進んでいます。5月には韮崎のスタジオで発表が出来ればなどと思っているのです。向田邦子の短編を声を出して呼んでいるのですが・・昭和なんですね、言葉使いが昭和です。例えば、叱言(こごと)叱言こうべい、なんて言葉もありました。他人様(ひとさま)に、なんて言葉は最近使わなくなった。他人を様と呼ぶ、日本人の昭和の心情が言葉から伝わってきます。向田邦子さんは昭和4年生まれ。私の母と同じ年だった。向田さんといえば、テレビドラマ「寺内貫太郎」で有名だけれど。直木賞もとって、さてこれからというときに、飛行機事故で亡くなった。その向田さんの言葉は、母に通じて親しみを覚える。もう使わなくなった言葉を通じて、新たな地平が見えてくるような気さえする。
3月、始まりの季節です。準備が終わって、歩き出す季節といってもいいのかもしれません。
近所の猫たちも、春を少し感じるのか、なにやら活発になったような・・。
ベッカンコ鬼の準備も始まりました。土屋君が鬼のプランを持ってくる。照明も新たなプランを出してくる。何より私も、新しい、べっかんこを作ろうと。熱が入ります。
明日は、太子堂八幡で合同の稽古。
今年度が始まった気分なのです。

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