正月早々にしたの子供を連れて上野動物園に行った。 何年ぶりだろうか。子供の頃は学校で行っただろうし、 十代の頃は女の子を連れて。芝居を始めてからも、 動物の動きは役者の勉強になるなどといわれて、 せっせと通ったものだった。多摩動物公園が好きなのだが。 上野にもけっこう通った。動物たちは相変わらずで、 キリンも象もゴリラものんびりと歩き回っていた。 45年もいる鷹もいて、ということは私が二十歳前からなどと、 なんだか愛着を感じたりしてね。ゴリラなどじっと見てると・・ なにをあたふた日常をなんて思ってしまう。 檻の中の悲哀も感じるのだけれど、そんなことより、 じたばたしないで、鼻くそでもほじって日向ぼっこの一生も・・・ などと寂しげなゴリラ君には悪いが勝手に想像するのだ。 象の豪快なションベン、パンダの排便なんてのをすぐに見て、「 これは今年はいいことがありますよ」などと妻は言う。 下の子は象のションベンのすさまじさにすっかり感じ入り、 帰ってからも象のションベン話を友人にしている。
というわけで、新年2017年が始まりました。今年はどんな・・ ・と、毎年思ってなんとかやり過ごしてきた。 食うことに困らないで・・・と願い。 これがなんと65年間食うことに困ったということもなくなんとな く、まあ、色々な奇跡的偶然というのも含んでやってきたけれど・ ・・そうは問屋がおろしませんよ、と神様が言いそうで・・・ 動物園の帰り、近所の根津神社にお参り。とにかく、 もう少しお助けをと、神頼みとなってしまうわけです。 今年も意欲と好奇心を全開にして・・まあ、 それがなくなるとやっていけない商売なので、 匍匐前進的突進を繰り返そうと決意しているわけではあるのです。
本年もよろしくお願いいたします。
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