小さな部屋

自分で書いた小説の中に、子どもの頃作ってもらった、子ども部屋のことを書いた。平屋の突き出た庭の部分に下を駐車場にしてその上に洗濯物を干す物干しと私の部屋を作った。外の電信柱から上ってこられるというような場所。不思議な部屋だったが妙に落ち着いた。プラモデルを並べ、ベットの周りに、ポスターを張り、机の中のことまで覚えている。物干し台には、鶏小屋を作ったりした。たしか、その部屋でビートルズのLPを聞いた。ラバーソウルをはじめて聞いたときのときめき、針を落としすと流れてきた「ドライブマイカー」の衝撃は今も鮮明に覚えている。長男が中学に入り、部屋の配置を変えたが、限界がある。二段ベットは存在感があるし、机も簡単には動かせない。せいぜいが、本箱の本を整理して、次男の机の位置を変える程度。そろそろ自分の部屋がほしいのだろう。私の使っている部屋を整理して、次男に提供しようか、などと考えたりするが、今度は私の場所が・・と、悩む。自分だけの部屋。それがあるだけで、なんだか創造の源が出来るような気がしたりする。
孤独になれる部屋。そういう場所は、思春期には必要なのかもしれないね。
さてさて、4月。今年度が始まったわけです。今日から大学も始まり、18日には新潟で公演。5月6日からは松陰神社のスタジオARで公演です。通し稽古も出来て、今回の芝居、なかなか面白い世界となっております。二つの鬼の物語。民話ですが、現代的でもあるのですよ。4月になって、3月の暖かさを調節するかのように、やや肌寒い日が続きますね。雨も多い。温度差があるので飼っているハムスターなどは戸惑っております。今日から稽古も二段階目の佳境に入ります。

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