上の息子が高校受験。深夜まで勉強している。一つ目の高校は受かって、それも上位なのでどうやら授業料は免除になるらしい。レベルの高い高校ではないが、まあ,良かったなと。
今日も夕方まで次の高校の受験の為に図書館に行っている。受験の制度そのものが、なんだか人間を振いにかけるようで、納得出来ない。なんて生意気なことを考えて、結局、専門学校のような所に行った。時は学生運動真っ盛りで、その専門学校に受験を勝ち抜いた優秀な大学生が、学校がロックアウトされているために集まっていた。そこで結構もまれ、友人も出来た。
まあ、ラッキーだったんだね。で、息子達に受験なんかやるな、などと言えないで、頑張れなどと言う気持ちになったりする。近所の友人が祝いのケーキをくれたりする。
人間を振いにかけ、社会を作っていく。というシステムはいまでも、なんだか納得はできないでいるのだが・・・遠い未来には今のような制度は無くなっていると思うが、では、どうやって社会を、人間の社会を作っていくかというと、どうにも悩ましい。ダメな奴を見つけ、頭のいい人間を見つけるシステムが、どうやって出来るんだろう? 生まれた瞬間に脳みそをスキャンでもして、大体のことはわかる、などという未来が来るのか、で、それで、その人の運命が決まる。というのも、なんだか恐ろしい。
走るのが速いとか、遅いとかは努力してもどうにもなるものでもない。演じるなどというこもそうで、あまり努力と関係ないような気がしないでもない。で、受験。やっぱり努力なのかねえ。
うちの息子も夜中までやってなければ、試験には受からなかったんだろう。けれど、それで人間の価値が決まるというわけでもない。
いやはや、難しい問題ですね。で、結局息子が努力してるので、こっちも酒をやめたりして、少しの努力を共有しているのだけれど・・・だからと言って。試験には受からないってこともあるのですよ・・・。
と、ぐずぐず言ってるが、授業料免除は助かる。今日は家で焼肉でも食うことにしよう。
2月もそろそろ半ば。3月3日に私も独演会。努力していい作品を作りますので、いらしてください。
三茶の前回と同じ喫茶店。今回は食に関するいくつかの戯曲を読み、演じます。
コメント