カレル・チャペックの作品「母」の稽古をしている。オフイスコットーネプロデュース公演。5月13日から20日まで。吉祥寺シアター。増子倭文江、大谷亮介や若手の人気俳優が参加している。私は三幕に出てくる老人。長いキャリアの中で芝居で少ない出番は初めてで、居様が難しいのだが。楽しんでいる。まあ、そういう年令になったんだね。

社会は非常事態宣言中。全くこの騒動はいつ収まるともしれない。まあ、そうとう得をしている連中もいて。コロナバブルを手放したくない奴らがいると思っている。

十年後にはきっと色々検証されるのだろう。6月5日には北軽井沢で「べっかんこ鬼」6月19日には長崎で「海の見える理髪店」をやる。

連休明けにはチロコロで開催する演劇塾を具体的に考えていこうと模索中。

「母」新しい若い女性の演出。なかなか色気があって、クレバー。いいものです。女性の演出は永井愛以来かな。

若い息子と母の物語。息子を手放したくない母の気持ちが迫ってきて、私は泣けてしまったりする。同じ年齢の子供がいたりするから迫ってくるんだね。

私の役は祖父。しかも亡霊。孫を戦争に行かせようと説得するという役どころ。チェコは周りの国から相当脅かされ、ナチスにもひどい目に会ったりしている。

命をかけて国を守る。という時間が随分とあったのだろう。とても複雑な芝居だが、チャペックのユーモアがあちらこちらに散りばめられている。

チャペックという作家に興味が湧いて他の作品も読んでいこうと考えている。

4月。良い季節。コロナに足元すくわれず、徹底抗戦したいものです。5月の吉祥寺シアターは上演します。ぜひいらしてください。

レクラム舎も新作を8月に上演します。

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