ブラック・グラフティー– category –
鈴木一功のブラック・グラフティー
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ブラック・グラフティー
若いつもりで
今朝緑道を歩いていたら、自転車に乗った兄ちゃんとすれ違った。避けたつもりが、少し当たってしまった。「気をつけろジジイ!」と言った。むっとしたので「なに?」と言うと。自転車から降りてきて、避けろよ、おっさんと言った。昔ならパンチを入れてい... -
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春になると
3月終われば、新学期となって、子供たちは学年が上になる。息子は二人とも成長し、勉強にも意欲的になっている。 「ゆらゆらと 薄桃色の八重桜 初々しさと 共に散りゆく」 上の息子の短歌だ。短歌をやっている妻が感心し「お前は歌人か詩人になりな... -
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老人問題
誰でも年老いて老人となるのだが、自覚するのは難しい。昔なら64歳の私は老人だが、まだ老人の自覚がない。 昨夜「ピーピングトム」というベルギーの舞踏団の作品を見た。老人ホームが舞台だ。テーマは後悔。後悔しない老人などいないだろう。人生はどう... -
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新潟県・猿供養寺
2月22日(水) 午前11時から 新潟県の猿供養寺のやすらぎ荘というところで「べっかんこおに」を演じます。 この場所では夏に古民家で演じており二回目。この板倉地区はすべりどめ博物館などというのがある。地すべりを身を持って止めた僧のミイラな... -
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クロウマン・鈴森義彦の冒険
去年6月頃から書いていた小説「クロウマン・・」が完成した。第一項というところですが。こつこつ書いてきたのでけっこう嬉しいものです。しゃべるカラスと豚顔の中年男と高校生の女の子の交流を描いたものです。 覚醒剤の話も出てきたり、今の日本の断片... -
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動物園
正月早々にしたの子供を連れて上野動物園に行った。何年ぶりだろうか。子供の頃は学校で行っただろうし、十代の頃は女の子を連れて。芝居を始めてからも、動物の動きは役者の勉強になるなどといわれて、せっせと通ったものだった。多摩動物公園が好きなの... -
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痔
痔になった。15年位前突然下血して、大腸癌かとびっくりして、医者に行った。尻の穴に手を入れられて「痔です・・」と宣告された。癌ではなかったのでほっとして、それから痔の傾向はあったけれど、それほどのこともなかったのだが・・・ここのところ俳優... -
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猫との生活
猫が我が家に来て二ヶ月が過ぎた。猫はすっかり家の生活に溶け込んでいるように見える。 好みもはっきりしている。好かれているのは妻。次が長男。私と次男はどうやら苦手な部類に入るらしい。 私は叱る。テーブルの上に乗れば、コラ!と大きな声を出す。... -
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主夫
子供の頃から考えて、自分で洗濯したり、食事を作ったりというようなことはなかった。掃除ももちろんしたこともない。 そんな生活が40年ほど続いて、40過ぎて離婚して、独りになって、食事を作るようになった。近所のコインランドリーで洗濯もした。 ... -
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仕事
私は15,16歳頃から働いている。中学校のときは牛乳配達。当時は貧しかったわけではなく、エレキギターがほしくてというのと、その頃親しくしていた友人が家の事情で牛乳配達をやっていたからだった。1本配ると2円だったか。100本で一日200円...